牧 水 の 生 涯

       このページは、 「牧水の生涯」 塩月儀市著 「東郷町牧水顕彰会」発行  をもとに
      作成しています。


 
けふもまた 心の鉦を うち鳴らし

    うち鳴らしつつ あくがれて行く

     

明治・大正・昭和の歌壇で若山牧水ほど広く多くの人々から敬愛されている歌 人は少いでしょう

   幾山河 越えさりゆかば 寂しさの はてなむ国ぞ けふも旅ゆく


   
白鳥は かなしからずや 空の青 海の青にも 染まずただよふ


    白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒は静かに 飲むべかりけり


   
うす紅に 葉はいちはやく 萌えいでて 咲かむとすなり 山ざくら花


牧水は、明治十八年(1885年)八月二十四日、東郷町坪谷に生まれ、坪谷 尋常小学校

延岡高等小学校・県立延岡中学校・早稲田大学に学び、大学卒業後 は清貧に安んじ て

歌道に精進し、多くの名歌を詠って昭和三年九月十七日、四十 三歳の生涯を終わりました。


 誕生と名づけ
  幼年のころ
 小学生のころ
 延岡中学校のころ
 早稲田大学のころ
 歌人生活のころ